8月に退職して企業型確定拠出年金をiDeCoに移換する手続きをしました。
着手から完了まで数ヵ月かかると聞いていましたが、どうやら完了したみたいなので手順をまとめておきます。
絶対にiDeCoに移換しないとだめなわけではないのですが、何もしなければ退職から6ヵ月で自分の年金資産が自動的に国民年金基金連合会に移換され、下記のような取り扱いになります。
- 資産の運用ができない=資産を増やすことができない
- 管理手数料が自分の資産から差し引かれる
- 自動移換中の期間は老齢給付金の受給要件となる通算加入者等期間に算入されないため、受給可能年齢が遅くなることがある
6ヵ月なんてあっという間なので、はやめはやめに手続きをしていきましょう。
どこの金融機関に移換するかを決めて資料請求する
まず、多くの金融機関(証券会社、銀行)のなかからどこを使ってiDeCoの運用をするのかを決めます。商品は各機関によって違うので、運用したい商品があるならそれで決めてもいいかも?
もし特にこだわりがなければ、手数料の安さで決めるのがいいと思います。私はSBI証券を選びました。
SBI証券の場合は毎月掛け金を拠出するならセレクトプラン、拠出しないならオリジナルプランとなりますが、これは資料請求のときに選ばないといけないので、あらかじめ考えておかないと迷います。
言葉がわかりにくいかもしれないので、拠出するしないってどういう意味かを書いておきますね。
- 掛け金を拠出する・・・・移換する資産(前の会社から運んでくる資産)に新たにお金を追加して、運用する資産の元金を増やしていく
- 掛け金を拠出しない・・・移換する資産だけを運用する
申請書を作成し郵送する
資料が1週間ほどで届くと思いますので、セレクトプランを選んだ場合は毎月の拠出金額、運用商品と割合を決め、その他の必要事項とともに申請書に記載し捺印します。
最低5,000円から1,000円単位で拠出が可能です。無職や自営業の1号被保険者の満額は68,000円ですが、私のように付加保険料を納付している場合は上限額は67,000円となります。
申請書に移換元(前職での確定拠出年金)の「実施事業所」や「記録関連運営管理機関」を書く欄がありました。これがわからなければ前の会社に聞くしかないので、前の会社に連絡をしたくない方は、やめる前に聞いておくといいですね!
9月中旬に届いた資格喪失のお知らせハガキには「記録関連運営管理機関名」は書いてあったのですが、「実施事業所」は書いてなかったです。
段々ややこしくなってきましたね汗 でもあともう少しです。
WEB申込みも可能ですが、ちょっとわかりにくかったので私は紙ベースでの申込みにしました。紙ベースでの申込みだと免許証のコピー(表面と裏面)も必要です。WEBならアップロードできるのでコピーは必要ありません。
サラリーマン時代はほとんど投資に無関心だった私ですが、リタイア後にYouTubeでリベ大の両学長に出会いました💛運用商品選びは両学長の教えに忠実に従いましたよ!
(タイムリーなことに今日のリベ大【再放送】はiDeCoをテーマにしたものです)
それから私のような無職にはiDeCoのうまみ(節税)はあまり効果がないかもと思い、掛け金額は少なめにしました。あとから変更したければ1年に1回できるみたいです。
運用割合を決めて入力する
9月上旬に申請書を返送したのですが、9月中旬にはSBI証券から「ID」および「初期パスワード」のお知らせが送られてきました。それを使って加入者サイトにログインし、初期設定を行います。
と同時に移換する資産の運用商品と割合も決めて入力しておきましょう。
上の項目でも運用商品と割合を決めたのにまたするの?という方に、下記の補足説明を書いておきますね。
- 資料請求をして申込むときに書いたのは、新たにお金を追加して運用する資産の商品と割合
- 加入者サイトに入力するのは、前の会社から運んでくる資産を運用するための商品と割合
国民年金基金連合会から書類が郵送される
11月1日に上記連合会から封筒が届きました。中に入っていた書類は下記の3種類。
- 「個人型年金運用指図確認通知書」兼「個人型年金移換完了通知書」
- 「個人型年金規約」
- 「加入者・運用指図者の手引き」
これが届いたので再度上記のiDeCo加入者サイトをのぞきに行くと、それまでは0円と表示されていた移換金がきちんと通知書どおりの金額に変わっていました。
つまり、企業型確定拠出年金からiDeCoに移換ができたということです。ちょうど2ヵ月かかりました!
まとめ
企業型確定拠出年金をiDeCoに移換する手順についてまとめてみました。数字や漢字が多くて苦手な方は放置したくなると思いますが、大切なじぶん年金なのできちんとしとかないとあとから自分が困ります。
1.どこの金融機関に移換するかを決めて資料請求する
2.申請書を作成し郵送する
3.運用割合を決めて入力する
4.国民年金基金連合会から書類が郵送される
くりかえしになりますが、6ヵ月なんてあっという間なので、はやめはやめに手続きをしていきましょう!
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