知人女性から「起業（ネイルサロン）しようと思っているので相談に乗ってほしい」と言われ、軽い気持ちで行ったら「一緒に働きたい」と言われて仰天したっていうお話を最近記事にしました。
◆興味ある方はこちらからどうぞ。
今後もその知人女性（以後、起業女子と言います）の活動をモニタリングしながら、記事に書けそうなことがあればシリーズ化したいとも書いたのですが…。
シリーズは一旦ファイナルとします（まさかの全2回 笑）。
なぜなら、彼女は私以外にも数人に起業の件で相談をしたそうなのですが、みんなから同じことを言われて考えを改めたようで（後述します）。
先日会ったときには「時間をかけて信頼を築いていきたい」と言っていました。
謝罪会見で聞くやつ？
あまりにあっけない幕切れですが、私の人生に起こる出来事なんて所詮そんなものです。
なんか私としては、一方的にかき乱された感が否めないのですが、まぁよしとしときますか。
前回の記事で書ききれなかった起業についての情報と、今回の事案の流れを一応記事にしておきたいと思います。
起業するメリットと必要な手続き
念のため起業女子に聞いてみました。
起業ってどういう形でするつもり？
ゆくゆくは株式会社を…
そうだったのか。今すでに個人事業主でやっているので、人を雇うってことはもしかしてと思ってはいたのですが。
会社を設立することには、個人事業主としてやっていくより信頼を得られたり節税できたりするというメリットがあります。
設立の流れ・手順としては下記のような感じ。
会社設立の流れ・手順 ＜法人化・起業したい方必見＞
マネーフォワード クラウド会社設立HPより
会社設立のおおよその流れ・手順は以下の通りです。
・会社概要の決定
・定款の作成・認証
・資本金の払い込み
・登記申請書類の作成
・会社設立登記
周囲の人から、まずは「合同会社」から始めればよいのではないかと言われたそうなのですが、起業女子は「株式会社」がいいとのこと。
両者の大きな違いは費用面です（株式会社＞合同会社）。
合同会社の方が定款の認証、設立登記の申請に必要な登録免許税の費用等をおさえることができます。
| 株式会社 | 合同会社 | |
| 定款の認証 | 公証人役場での認証手続きに費用が発生する | 公証人役場での手続き不要、費用発生なし |
| 登録免許税 | 最低15万円 | 最低6万円 |
美容師さんとの会話で傷ついた私
起業女子からこの案件を話された数日後に、私は美容院へ行きました。
そこで美容師さんに起業とスカウトされた話をすると、急に彼の顔色が曇った（ように見えた）のです。
起業女子さんは資金が潤沢なんですか？実家がとても裕福とか…
いえ決してそんなことはないかと…（むしろその逆なような）
そこからはもう、「経営は簡単ではない」「想像以上に大変なこと」「自分も最初は本当に苦労をした」と暗に「やめといた方がいいんじゃね？」的なご意見。
普段は何を言っても肯定して応援してくれる感じなのですが、この件に関してはとても否定的で後ろ向きでした。
当然ですけどね。
そこでゆずるさんは何をされるんですか？
１度説明聞いただけで私もよくわかってないんですが、どうもサロンの事務方をやってほしいようなんです。
そう。起業女子は代表兼ネイリスト、私には事務方と他の従業員の教育などを任せたいといったことをスカウト時に言われました。
全然ピンときませんよね？
私自身も「そんな小規模サロンに事務方なんて必要？給料払う体力ある？？」と謎だらけのオファーだったんです。
すると、その美容師さんが面と向かって私に言いました。
もし自分なら、ゆずるさんのような立場の人を雇うのではなくて、他のネイリストにもっと給料を払ってあげたいと思いますが…
わかってるってば。そんなこと私が一番わかってますよ。
黙って心で思ってるだけでいいのに、なんで直接私に言うんだろう。
もちろん悪気なく、私を傷つけようなどとは全く思ってないこともわかります。
当たり前のことを言っただけなんでしょうけど、でも私はなんか自分が否定されたように感じてしまい、いちじるしく傷ついてしまったのです。
気にしすぎ
その美容師さんご自身が美容院を経営されているので、経営者の苦労を人一倍わかった上での発言・アドバイスなんでしょうけど。
とにかく傷つけられたわ値上がりするわで、もう担当者を変更しようかなと思っています。
◆値上げの記事も書いています。
スカウトでこころ乱され、美容師には傷つけられ、言いたかないけど完全にこれはもらい事故案件ではないでしょうか。
かき乱されすぎで損だわー全部自分起因じゃないのに…。
起業女子はなぜ考えを改めたのか
数人に相談をして考えを改めた起業女子は、一体みんなに何を言われたのか？
「順番が逆」
本当にこれ思いました。私も言ったし。
まず最初に起業女子が自分の構想「こんなサロンを作りたい」「利益が出たらサロン活動以外にこんなことをしたい」というのを話してくれたまではよかった。
その次が「クラウドファンディングで資金を集め、出資者へのリターンは集客にからめたこんなサービスをしたい」と。
そして今はサロンの場所を足で探して毎日クタクタとのこと。
そこで終わりだったのです。ご本人曰く「時間切れでここまでしかまだできていない」と。
まさに順番が逆ですよね。
まずは先立つもの、資金調達方法や起業後の損益見込みといった「お金」に関する問題に着手することが一番ではないでしょうか。
あとは大まかな事業計画やスケジュール感。細部はそのあとでいい気がしました。
クラファンのリターンを徹夜で考えたそうなんですけど、まさに木を見て森を見ずってやつでは？
まとめ
ということで「【起業女子】起業したいけど世の中そんなに甘くない」について記事にしてみました。
1.起業するメリットと必要な手続き
2.美容師さんとの会話で傷ついた私
3.起業女子はなぜ考えを改めたのか
色々書きましたが、起業女子は法人設立の夢は諦めておらず、時間をかけてもやり遂げる気でいるみたい。
そのパワーはリスペクトしています。
強力な運と縁を持っていそうな彼女なので、近い将来に何か成し遂げるかもしれませんし、引き続きモニタリングは続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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